世界で最も人間を殺している「生物ランキング」トップ15

日々世界中で新たな生命が誕生しており、またそれと反対に命を落としている人間が大勢いる。日本では一日に約3,000人の赤ちゃんが生まれ、死亡している人は約3,300だそうだ。死因は病気や事故など様々なものがあるが、生物によって命を奪われる事もある。今回実に興味深い、世界で最も人間を殺している生物をまとめてみた。

15位:サメ

海の生物と言えば映画「ジョーズ」でも有名になった”サメ”だろう。一年間でサメが人間を殺している数は10人らしい。

思ったよりも少ないが、サメは普段は温厚な性格で滅多に人間を襲う事はないらしい。

また480種類以上のサメが存在しているが、人間を襲うのは3種類ほどで「ホオジロザメ」「イタチザメ」「オオメジロザメ」だ。ちなみにこの3種類のサメは、日本に生息しているそうだ。

14位:オオカミ

オオカミは警戒心が非常に強く、人間の前に現れる事がほとんどない。しかし一度遭遇するとその場で食われるか、さらわれて仲間の餌にされてしまうらしい。

そんなオオカミは一年間に、10人ほどの人間を殺しているらしい。

日本でもハイブリッドの「オオカミ犬」による、死亡事故が報告されている。

13位:ライオン

ライオンは他の動物を見ると餌と認識し、腹が空いていれば人間であろうと襲ってくる凶暴な猛獣だ。

アフリカや自然に生息しているライオンに殺される例もあるが、意外と多いのが「動物園」などでの事故だ。

動物園では飼育員が襲われ、サファリパークでは客が襲われて死亡した事例も多い。ライオンの被害による、一年間の死亡者数は100人らしい。

12位:ゾウ

普段は温厚な性格の象だが、一度暴れると手がつけられなくなり麻酔を使って眠らせるが、最悪の場合”銃殺”となってしまうようだ。

インドの象は飼いならされている事もあり、暴れる事は滅多にないが本当に危険なのは野生の象だ。

象に襲われて命を落とす人は、一年間で100人だ。

11位:カバ

カバは可愛らしいその姿から、動物園でも人気のある動物だが実際はかなり危険な生物だ。

カバは縄張り意識を強く持つ事から、縄張りに侵入した物はどんな生物でも攻撃をしかけ追い出そうとする。

一年間での死亡者数は500人となっているが、アフリカでは最も多い時で約2,900人が襲われて死亡したらしい。

10位:ワニ

人食いワニとして恐れられているのが「イリエワニ」で、体長は7メートルにも及び体重は1トンにもなるそうだ。

一年間で1,000人の犠牲者が出ており、捕獲されたワニの腹から人間が出て来る事もあるそうだ。

巨大ワニのギュスターブ (ナイルワニ)による被害も多い。

9位:サナダムシ

サナダムシは寄生虫の中で最も有名で、人間の体内へ寄生する。基本的に腸内や内蔵へ寄生するが、稀に脳内に寄生する事がある。

サナダムシは一年間に、2,000人もの命を奪っている。

人間は鮭から感染するが、ネズミを捕食する”猫”にも感染するそうだ。サナダムシは成虫になると、体長が5~10mにもなるそうだ。

8位:回虫

寄生虫である回虫は、人間をはじめとした多くの哺乳類に寄生する。感染経路としては、肥料に使われていた”人糞”からだ。

そんな回虫に感染して、一年間に命を落としている人は2,000人らしい。

またサナダムシと同じく、犬や猫にも寄生する場合があるそうだ。

7位:淡水カタツムリ

近年カタツムリは猛獣よりも危険とされているが、中でも危険なのが「淡水カタツムリ」だ。

殺人カタツムリと呼ばれており、「広東住血線虫」を媒体しており人間に感染すると脳や脊髄などの中枢神経に寄生し体を蝕んでいく。

淡水カタツムリによる死亡者数は、一年間で10,000人らしい。

6位:サシガメ

カメムシ類である「サシガメ」は、シャーガス病を媒介している殺人昆虫だ。

シャーガス病とは感染症の1つで、吸血性であるサシガメに刺されて感染する。感染症状は、脳脊髄炎、心臓障害で犬にも感染するそうだ。

このサシガメにより一年間で命を落としている人の数は、10,000人らしい。

5位:ツェツェバエ

ツェツェバエは吸血性のハエで、アフリカトリパノソーマ症の病原体となるトリパノソーマを媒介している。

アフリカ睡眠病とも呼ばれる感染症で、睡眠周期が乱れた後に意識が朦朧とするようになり昏睡して死に至る。

一年間での死亡者数は10,000人らしい。

4位:犬

近年は野良犬が少なくなっている事から、昔のように噛まれる事は少ないが、一年間で犬に噛まれて亡くなった人は、25,000人にもなるらしい。

たんに食い殺されるのではなく、噛まれた所から病原菌が入り「狂犬病」にかかって命を落としてしまう。

また「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」という感染症もあり、こちらでも命を落とす危険があるそうだ。

3位:ヘビ

ヘビは猛毒を持つ種類が多く、日本でもマムシやハブなどに噛まれて死亡する事故が起きている。

しかし世界で最も人を殺したヘビとして知られているのが「ブラックマンバ」だ。

一年間で50,000人の人が命を落としているが、毒だけでなくニシキヘビに”丸呑み”にされる事故も起きているそうだ。

2位:人間

上記では動物や昆虫を紹介したが、今度は「人間」だ。人間同士で争い一年間で47,5000人もの人が命を落としている。

不慮の事故はもちろん、最も多いのが”殺人”で最も殺人事件が発生している国は「ホンジュラス」でこれまでに90万人もが殺されたそうだ。

ちなみに日本は治安の良い国として知られているが、一年間に起こる殺人事件は355件ほどらしい。

1位:蚊

年間70万人以上の人が蚊に刺されているそうだが、蚊と言えば”かゆみ”だが世界では感染症により死亡する人が一年間で、72,5000人もいるそうだ。

マラリア」や「デング熱」などを発症し、アフリカでは最も多い時で100万人以上が命を落としているそうだ。

2014年には代々木公園でデング熱の感染が確認され、国内でも安心できない状況となっている。